みなさんこんにちは、わかです。
「会社を辞めて独立したい」
そう思った時、まず不安に思うのは目先の生活費のことではないでしょうか?
先立つものがないと・・・
半年分の生活費は貯めておけって言うし・・・
など、独立するためには貯金が必要、と思われてる方も多いと思います。
確かに、フリーランスとして収入の目処が立つまでは潤沢な現金があればあるほど安心ですよね。
ですが私はこう思うのです。
「独立して、貯金から生活費がなくなるうちは戦闘力0だ」と。
そこで今回は
- 独立するために本当に貯金が必要なのか?
- 貯金ゼロで独立するとどんなリスクがあるのか?
- 貯金が必要なんだとしたら、いくら必要なのか?
という疑問に対して私の経験からお答えしたいと思います。
貯まるのが先か、歳を取るのが先か。
独立して、安定的な収入源がなくなるとなれば、なるべく多く貯金しておいた方がいいだろう。
…そう思いますよね。
ですが、例えば毎月30万円の生活費が必要だとして半年分の生活費180万円を貯めるのに、どれだけ時間がかかってしまうのでしょう?
今の生活を維持しながら月に5万円ずつ貯めたとしても10年以上かかってしまいます。
「今、独立したい」と言う意欲があるのにそのタイミングを10年も先延ばしにしてしまうなんて、もったいないですよね。
機会損失、と言う言葉があるように「本来得られるはずだった恩恵をタイミングを逃すことで得ることができない」と言うのは保守的な性格の方に多いのではないかと思います。
それに、「こんだけ貯めれば大丈夫だろう!」なんてボーダーラインもないです。
なにせ、息しているだけでお金がかかる世の中ですから。
独立時の貯金は⚪︎⚪︎万円
そんな私の、独立した当時の銀行口座残高は・・・
約100万円ほどでした。
それは、いつでも使えるお金だけではなく子供のために積み立てていたお金も含めて、です。
この金額を聞いて、少ない、と思いますか?十分だ、と思いますか?
私の結論は「どちらでもない」です。
もし、この金額より現金が少なければ必死に節約して、必死に仕事をしていただろうし
この金額より多ければ少し気持ちに余裕が出て、「まだ大丈夫だろう」と、きっとやりきれなかったと思うんです。
3ヶ月分の生活費があったなら、3ヶ月後に焦っていただろうし
6ヶ月分の生活費があったら、6ヶ月後に焦っていたんです。笑
絶対に使うことができない100万円しかなかった私は、必死に仕事に打ち込むことができて、
そこから口座にお金を増やすことができるようになりました。
もっとお金のやりくりが上手なタイプだったら、焦って仕事をするなんてことにならないかもしれませんが・・・
「貯金」って、思ってる以上に一瞬でなくなります
独立したい人がするべき準備は貯金じゃない
私が思うに、独立したいと思っている人がするべき準備は「貯金」ではなく「投資」です。
何に投資をするべきかというと
- スキル習得への投資
- 人脈への投資
この二つです。
稼ぐ力に直結する「スキル習得」
案件獲得に直結する「人脈獲得」
この二つにお金を使うことを優先する。例えば教材費や交通費、交際費などです。
この時、くれぐれも投資先を間違えたり、過度にお金を払って投資のつもりが浪費にならないように注意する必要もあると思います。
また、生活水準を下げておく、と言うのもかなり重要です。
お金が貯まる最も簡単な仕組みは、稼ぐことよりも使う金額を減らすこと。
一見矛盾しているようですが、投資にはお金を使い、消費にはお金を使わない、と言うことです。
貯金がどれだけあっても「稼ぐ力」がなければすぐに尽きる
「独立するときの貯金」と言うのは頑張って貯めるものではなく
あなたにすでに稼ぐ力が育っていて、毎月のお給料のほかに5~10万円の副収入がある状態で
勝手に現金が貯まっていた、と言うのが本当の安心材料だと思います。
「稼ぐ力」が育っていなければ、会社員のお給料を一生懸命貯めていざ独立!となっても
悲しいかな、10年かけて貯めた180万円が半年で綺麗〜になくなっていってしまうだけです。
つまり独立を決心するときに大事なのは、口座にいくら貯金があるか?ではなく、どれだけ稼ぐ力(スキルや人脈も含め)が育っているか?と言うことになります。
貯金はいくらあればいいのか?
独立時に必要な貯金は生活費の6ヶ月分、と言われています。
その理由は「もし事故や病気で働けなくなった時、半年生活が成り立つように」と言う意味合いです。
でも、言ってしまえば半年しか持たないので、いくら貯めたら安心なんて幻想なんだとも思います。
個人的に、事故や病気で働けなくなった時のことを考えると
質のいい保険に入るのが一番安心な気がします。
私も独身時代からずっと放置していた医療保険を、昨年ようやく見直ししました。笑
保険の相談は、保険屋さんではなくFPさんにすることをお勧めします。
長期的なライフプランや家族構成に沿った保険商品を教えてくれます。
まとめ
安心してフリーランスを続けるためにも、会社員時代からどのような準備をするかは重要な要素です。
安心のために闇雲に貯金するだけでなく、「貯金を使わずにいられる自分づくり」にフォーカスを当てると、今何を優先すべきか見えてくるのではないかと思います✨