「自分で自分を認められること」を気にする人は自分大好き人間だと思っていた
こんにちは、わかです。
皆さんはご自身の自己肯定感について、深く考えたことはありますか?
私自身は過去、「自己肯定感」と言われても正直ピンときていなくて
自分の自己肯定感が高いか低いかも意識したことはありませんでした。
タイトルにもある通り、自分の自己肯定感が高いか低いかを気にしたり
自己肯定感を上げることに努める人ほど
自分のことを愛していて、自分にフォーカスが向いている人なんだろうな、と思っていました。
しかしフリーランスになった今、「自己肯定感めっちゃ大事やん」と痛感しています。
なぜなら、不安定になりがちなフリーランスの働き方こそ、自分を信じる力が求められるから。
そこで今回の記事では、“自己肯定感”とは具体的に何なのか、そしてそれをどのように育てていけばよいのかを解説していきます。
折れない心を育てたり、人生において前向きな選択ができるようになりたい方はぜひ最後までご覧ください。

自分を認められないと損をする
自己肯定感が低い人の口癖はこう。
「どうせ私なんて…」
「私なんかまだまだ…」
「大したことないんですけど…」
「こんなこと言っていいのかな?」
「迷惑じゃないですか?」
こういう言葉を常用していると、
新しいことを始めようと思ったり、仕事で面白い企画の話があってもチャンスを逃してしまったり
周りの人からも「この人はやる気がないのかな?」「頼りなさそうだな」という印象につながりがちです。
また、「どうせ私なんて…」という発言が積み重なることで、自己否定感がより強化されてしまい、悪循環に陥りやすいです。
自分で自分の可能性を狭めてしまい、他者からの印象もネガティブなものになってしまうので結果的に損をすることになってしまうんですよね。
一方で、自己肯定感が高い人は「自分ならきっとやれる」という根拠のないように見える自信を持っているので、
新たな挑戦や飛び込んできたチャンスを掴みやすいです。
実際、私から見て成功している人や、「この人は絶対大丈夫だ」と思う人って自己肯定感がとにかく高いです。
自分のことを疑わないんですよね。
では、低い人と高い人はそもそも何が違うのでしょう?
結論、育った環境や、経験、これまで周囲にかけられてきた言葉などで構成されるのが大きいです。
ですが、自己肯定感は後天的に高めることもできます。
そもそも自己肯定感とは、「自分が自分であることに満足できて、自分にOKを出してあげられる状態」を指すそうです。

自己肯定感が高いと、どんな時も、自分の判断や存在を認められるようになります。
そして、自己肯定感を高めるためには
- 自己肯定感について正しく理解すること
- 周りの人からの評価で自分の価値を決めないこと
が大事です。
周りからいくら「あなたすごいね」「才能あるよ」と言われても、
他者に育ててもらった自己肯定感はドーピングのように一過性です。
ちょっと否定されたらたちまち萎んでしまうくらい脆いものです。
役をいうと、他人に否定されたからといって自分のことを卑下する必要もないです。
だからこそ、自己肯定感は他者依存で育てるのではなく、自分で育てる必要があるんです。
水やりをするように、コツコツと成長させていくイメージで取り組むと、やがてしっかり根を張り、大きな幹になってあなたを支えてくれます。
● 自己肯定感の特徴
自己肯定感にはこんな特徴があります。
- 総量に個人差がある
- もともと大きい人もいれば、小さい人もいます。家庭環境やこれまでの人生経験で変化する部分が大きいです。
- 高いときと低いときの波がある
- 「今は大丈夫!」と思えるときもあれば、ふとした拍子に「やっぱりダメかも…」と落ちてしまうときもあります。
- 総量が大きければ復活しやすい
- どんなに落ち込んでも最低値が高いので、「私ならきっとなんとかなる」と、立ち直りに時間がかからなくなります。
- 低いことが悪いわけではないし、高いときも注意が必要
- 誰しも一定ではなく、上がったり下がったりを繰り返すもの。
「自己肯定感が下がってるな」と客観視できれば、それだけで対処しやすくなります。 - 自己肯定感が高まりすぎて、周囲からの評価に解離ができてしまうと悪評につながります。冷静に客観視しましょう。
- 誰しも一定ではなく、上がったり下がったりを繰り返すもの。


自己肯定感が底辺だった時期
独立して最初の1年はとにかく仕事の量も収入も不安定で
「今月の売上が想定より少ない…来月どうしよう」
「はじめての業務依頼だけど、私なんかで本当に大丈夫かな」
こんな不安が常につきまとっていました。
「失敗したらどうしよう」「がっかりさせたらどうしよう」という思いが勝り、眠れない夜もありましたし、胃薬が手放せない時期もありました。
自己肯定感が低い状態の時って何をしててもネガティブになってしまうんですよね・・・
この状態は悪循環しか生み出さないので、なんとか打開したいところです。
● 自己肯定感を構成する6つの力
自己肯定感は、主に以下の6つの力で成り立っていると言われています。
- 自尊感情 🙆♀️:自分の価値や存在を認めている
- 自己受容感 👩🏻❤️👩🏻:ありのままの自分を受け入れられる
- 自己効力感 💪:自分にはできる力があると信じられる
- 自己信頼感 🤝🏻:自分の判断を信じ、行動に移せる
- 自己決定感 🙋🏻♀️:自分で選択・決定できる自立心
- 自己有用感 🕺🏻:周りの役に立てている、自分は必要とされていると感じる
この6つの力も、その時々で上下するので
自己肯定感が下がっている時は「どの力が弱くなってるのかな?」と自分の状態を見ることが大事です。
私は特に自己効力感が弱くなりがちです。
逆に、そのほかの力が弱くなることはあまりないです。
自己効力感が弱っても、自尊感情や自己受容感など他の力がその分を補填してくれて
なんとか自分を立て直すことが出来ます。
6つの力のバランスが充実しているほど、ちょっとやそっとのアクシデントでは折れなくなるんです。
それでは、自己肯定感を上げる、または不用意に下げないためにどうすればいいのか?ご紹介します。
● 自己肯定感を育てるための具体策
- 自分の思考パターンを知る
- 「どんなときに落ち込みやすいか」を把握しましょう。たとえばSNSで他人の成功を見たとき、想定より売上が落ちたときなど、人それぞれきっかけがあります。まずは自分の落ち込みトリガーを把握するだけでも、大きな一歩です。
- 書き出してみる
- 日記やメモなどに、その日の気分や出来事を記録してみましょう。ネガティブな言葉、「私には無理かも」「みんなすごいのに…」といった表現が頻発していたら、自己肯定感が下がっているサインです。ポジティブな表現が多ければ自己肯定感が高め。可視化することで、自分の心の波に気づきやすくなります。
- 高低の“波”を受け入れる
- 自己肯定感は、いったん高めてもずっと同じ状態をキープできるわけではありません。生活の変化や人間関係のトラブルなど、ちょっとしたことで落ち込む時期も出てきます。でも「また落ちてきたな」と冷静に認識できれば、必要以上に自分を責めなくて済みます。逆に高くなりすぎても過信は禁物。誰にでも波があると心得ることで、安定したメンタルを保ちやすくなります。
自己肯定感を上手に取り扱おう
私自身、フリーランスになってから「自分ならできる」というおまじないを繰り返し使い、自分を洗脳することで何度も救われてきました。
もちろん「どうせ私には無理だ」と思ったことも何度もあります。
でも、そのたびに落ちている自分を客観的に見つめ、日記を書いたり本のワークをやったりしながら少しずつ自己肯定感を立て直していきました。
自己肯定感の総量そのものを大きく変えるのは、正直なところ簡単ではありません。
育ちや環境、これまでの経験が大きく影響するからです。
でも、日頃から自分の状態に気づき、上手に対処できるようになるだけでも、「無理かも」という感情に飲まれずに済みます。
私には娘がいるのですが、自己肯定感の重要さを身をもって感じているからこそ、子育てにも反映したいと思っています。
自分で自分を認められる強さは、これからの時代にこそ必要なものですよね。
今日の記事を読んで、自己肯定感についてもっと知りたい!と思った方はこちらの書籍がおすすめです。
紹介した本は、たくさんのワークが掲載されていて
じっくり自己内観できたり、思考の癖をアップデートできる内容になっています。
どんな人生を作っていけるかは思考の習慣によって決まります。
自分を認め、受け入れ、選択することにいつでもOKを出してあげられる自分でいたいですね🙆♀️