はじめに:在宅ワーク=理想の働き方?
「在宅ワーク」という言葉、いつからこんなに流行りだしたのでしょう?
リモートワークという言葉が当たり前に聞かれるようになって、「自宅で自由に働ける」ことに憧れを抱く人も増えました。特に子育て中の女性にとっては、「通勤不要」「子どもと一緒にいられる」「時間を自由に使える」という魅力が、理想の働き方として映りますよね。
最近では「フリーランス」「副業」「オンラインで稼ぐ」といった言葉がSNSや広告にあふれ、スキルスクールや自己投資を始める人も多く見かけます。
でも、私はふと思ってしまうのです。
「この数年で、在宅ワークを通じて理想の生活を本当に実現できた人って、どれくらいいるんだろう?」
って。

フリーランスとして働いてみて感じたこと
私自身も、以前は看護師として働いていましたが、今は完全な在宅ワーカーとして独立し、フリーランスになりました。通勤もなく、自宅で仕事ができ、子どもと過ごす時間も確保できる。理想とされる働き方を手に入れました。
でも、いいことばかりではありません。
- 収入は月によってばらつきがあり、安定しない
- すべてが自己責任で、相談できる相手がいない
- 常に「次の仕事」を自分で取りにいかないといけない
- 夜中に作業が続くこともあり、心も体も削られていく
誰もが「自由でいいな」と思いがちなフリーランスの在宅ワークですが、実際には孤独でプレッシャーの強い働き方です。
スキルよりも「適性」が問われる世界
在宅ワークに必要なスキルは、今やスクールや講座で学べる時代です。
多くの人が同じノウハウを学び、「私もできるはず」とチャレンジしています。
それはとっても素晴らしいことだと思うし、応援したい。
実際私も、SNSを教えるスクールの講師として、スキルアップに励む女性の背中を後押ししています。
しかし、同じスキルを学んでも、結果を出す人と出せない人がはっきり分かれます。
その違いは何かといえば・・・「適性」だと私は感じています。
- 自分で考えて行動できるか
- 孤独に耐えられるか
- 正解のない状況で進み続けられるか
- モチベーションを保ち続けられるか
会社員なら、評価制度や目標、同僚との比較など、“がんばれる仕組み”があります。
でも、在宅ワークにはそれが一切ない。全部、自分次第。
だからこそ、スキル以上に「継続力」「自律性」「向き不向き」が大きく結果を左右するのです。
子育て中の在宅ワークは“理想”じゃないかもしれない
特に子育て中の女性にとって、在宅で働けることは魅力的に見えるかもしれません。
実際、私も「子どもと一緒にいられる働き方を」と思ってフリーランスになりました。
でも、現実はこうでした。
- 子どもが寝ないと、作業ができない
- ミーティング中に騒ぎ出す
- 早朝か夜中にしか集中できず、慢性的に寝不足
- 周囲に頼れる人がいない
「在宅ワーク=子育てとの両立に最適」とは限りません。
むしろ、精神的にも体力的にもきつい状況に追い込まれることのほうが多いです。
無理に「理想」を追いかけなくていい
SNSの影響で、多くの人が「在宅ワーク=理想」と思い込み
スクールに高額な投資をし、「これで時間もお金も自由になれるはず」と信じて挑戦します。
でも、結果が出ない。稼げない。続かない。
そして気づけば、時間もお金も失い、自信もなくなってしまう。
だったら、無理に理想を追いかけなくてもいいと思うんです。
SNSで誰かが理想的に映す世界は、そのほとんどが、リアルではなくフィクションです。
今の働き方に不満があるなら、誰かの真似事で理想を作り出すのではなく
本当に自分が好きなことで、自分の趣味を深めていった先に、たまたま仕事につながった――
そんな自然な流れのほうが、ストレスもなく、長続きしやすいのです。
それでも、本気で頑張りたいあなたへ
ここまで読んで、「やっぱり自分には無理かも」と思った方もいるかもしれません。
でも、それでもなお、
「それでも私は本気で頑張ってみたい」と思ってくれたあなたへ。
私は、そんなあなたを全力で応援します。
スキルの有無や適性の話をしてきましたが、
結局のところ、最も大切なのは「やりたいという気持ち」です。
在宅ワークやフリーランスの世界は、決して簡単ではありません。
努力が報われないこともあるし、孤独で心が折れそうになる瞬間もある。
でも、それを知っても「行動したい」と思えるあなたは
きっと現実を変えていける人だと思います。
最後に:大切なのは、あなた自身の「幸せのかたち」
在宅ワークも、フリーランスも、
「理想の働き方」として語られることが多いけれど、
その道にはリスクや孤独、不安定さがあることも忘れてはいけません。
大切なのは、「他人の理想」ではなく、あなた自身の幸せ。
無理に理想を追いかけるより、
今の生活を大切にしながら、自分らしく生きる道を選んでいいんです。
私はこれからも、SNSで在宅ワークやフリーランスの「リアル」を発信していきます。
安易におすすめはしないけど、本気の人は応援したい。
「どうせ無理…」と感じているあなたに届いて欲しい。
YouTubeでは無料で学べる環境を用意しておくので、ぜひ覗いてみてください。
在宅ワークは、誰もが目指すものじゃない。
でも、もし本気で目指したいと思うなら、私はいつでも相談に乗ります。