正しい目標設定をしよう
みなさん、こんにちは。
2025年もあっという間に2週間以上が過ぎましたが、どうお過ごしでしょうか?
「めっちゃ調子いいです!」と心から思える人もいれば、
特にいつもと変わらず、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
もちろん、いつも通りの平凡な毎日も悪いことではないですが、
どうせなら1年の最後に「2025年は最高だった!」と言いたくないですか?
また、年始になると1年の目標を立てる人は多いと思いますが、
実際にその目標を達成した!と言い切れる経験をした人はどのくらいいるでしょうか?
例年と変わらない私、今年も変われなかった私ーー
そんなつまらない自分、つまらない人生に嫌気が刺す前に、
“正しい目標設定” の方法を知っておきましょう。
正しい目標設定を知ることで、日々の生活をより楽しめるようになったり、
ワンランク上の自分に出会えるような大きなターニングポイントになるかもしれません。
目標がない=刺激がない
誰しも、学生時代や20代前半のころは、
「いつか○○になりたい」「こんな仕事がしてみたい」といった
目標や夢があったと思います。
でも、実際に社会に出て、就職して、上司や先輩に認められるために頑張って、
職場である一定の立場まで上り詰めると、
「自分って何がしたかったんだっけ?」とふと我に帰る瞬間がありませんか?
結婚や子育てなどのライフイベントで少しは日常に変化を起こすことはできるけど、
それもある程度落ち着くと、日常の中に刺激がなくなり
「なんかわからないけど、物足りない毎日」が襲いかかってきます。
「なんのために頑張っているのか」「稼いだお金をいったい何に使いたいのか」
20代後半時代、独身アラサー彼氏なし女の私も毎日そんなことを思っていました。
レールの上を歩くように真面目に働いて、真面目に日々をこなして。
どこからどう見ても普通の人、普通の人生、おかしなことなんて何にもない。
そんな日常がこれから先もずっと続いていくことになんだか退屈さを感じていました。
何も不足はないのに「心にぽっかりと穴が空いた気分」だったな
答えがないからこそ考えたい「人生の目的」
そして気づいたこと。
私の人生には「目的」がない。
なんのために生きているのかもわからなければ、成し遂げたいこともない。
だから、つまらないんだ、と。
つまらない日常から抜け出すためには人生の目的と目標が必要です。
このことを学校教育で教えてほしかったな、と思います。
目的と目標の違いですが
目的:最終的な到達点や意義。「なぜそれを行うのか」「行動を通して何を実現したいのか」という大きな意義や根本的な理由。
目標:具体的な指標や達成基準。
目的を実現するために設定される「どのくらい」「いつまでに」「どんな数字や状態を目指すのか」という具体的な数字、状態を表す。
あなたは「自分はこの先、何を目指して生きていきたいのか」は明確ですか?
これは何も「偉業を成し遂げたい」「成功したい」ということじゃなくてもいいんです。
でも「生きる目的」「人生の目的」がある程度定まっていないと、惰性で1日を過ごしてしまいます。
年月の経過とともに体も脳も衰えていき、気づいたら、
「生きがい」や「仲間」を失い、生きる気力も失ってしまう。
恐ろしい話ですが、生きがいや趣味のない人は定年退職後や老年後に、認知症が進みやすいそうです。
みんな大きな声では言わないけど、「自分はもっとこうありたい」「こんなふうに認められたい」
「こんなライフスタイルを楽しみたい」こういう欲求って、実は胸に秘めてますよね?
そういう願望・欲求に蓋をしないことが人生を潤わせるエッセンスだったりします。
「足るを知る」も大事だけど…
ある研究機関の調査によると、20~60代のおよそ2割が
「生活が楽しくない」「人生が楽しくない」と感じているそうです。
大人になると「仕事があるだけ幸せ」「家庭があるだけ恵まれている」といった感じで
「足るを知りなさい」みたいな風潮ありますよね。
足るを知る、ことでささやかな幸せに感謝できる反面、
毎日がマンネリして刺激が足りないと感じたり、大きなストレスはないにしても
「本当にこのままでいいのかな?」みたいな微かなモヤモヤを感じてしまう。
そういうことってあると思います。
そこから抜け出すにはやはり何らかの目標やチャレンジが必要になります。
目標設定の大事なポイント
「よし、じゃあ目標を立てよう!」と思ったときにありがちなのが、やたらと大きな目標を掲げてしまうこと。
たとえば今の私が「年収1億円を達成する」「都会のタワーマンション最上階に住む」
といった目標を立ててしまうと、どうなるでしょうか。
非現実的すぎて妄想するだけで終わりそうですよね。具体的にどんな行動をしたらいいのかもわかりません。
なので、大切なのは、“身の丈に合った小さな目標” をこまめに設定することです。
目安としては、最初は「3か月で達成できる範囲」に絞ってみるといいです。
たとえば、「3ヶ月後にはブログ記事を20個に増やしている」といった、
自分でコントロールできる小さなゴールを複数立てるんです。
達成できる可能性の高い目標を設定する。そして達成できると「やれば自分にもできるんだ」という自己肯定感が得られます。
途中で厳しいなと感じたら、思い切って目標の下方修正(目標値を下げること)するのも大事です。
とにかく「できた!」の感覚をこまめに掴むこと。
そうすると自分にだんだん自信がついてきます。
自分への自信というのは「強固な防御服」みたいな感じて、あらゆる外敵から自分を守ってくれるんです。
目標は具体的に〜SMARTの法則〜
ぜひ活用してほしいのが「SMARTの法則」です。これは以下の頭文字をとったフレームワークです。
- S:Specific(具体的である)
- 「資格を取る」ではなく「○○の資格を取得するために、毎日30分勉強する」のように、行動がイメージしやすいようにする。
- M:Measurable(計測できる)
- 数字や期限を入れて、「どれだけ進捗があるか」を測れるようにする。たとえば「3か月後までに○○の試験に合格する」「週に3回、20分のランニングをする」など。
- A:Achievable/Agreed upon(達成可能・納得している)
- 自分が本当に納得している目標かどうか。誰かがやってるから、誰かにこう言われたから、という目標ではやる気が続かないです。
- R:Realistic(現実的である)
- あまりに非現実的な目標は挫折のもと。今の自分にとって“ちょっとがんばれば届く”くらいがベスト。
- T:Time-bound(期限がある)
- 期限を明確に決めることで、行動にメリハリがつきます。
ちなみに私の場合は
「3ヶ月後の2025年4月までにYOUTUBEの動画のストックを10本溜める」
そんな目標を立てています。サボりさえしなければ達成できる範囲の目標です。
その先の「チャンネル登録者数」や「再生回数」「収益化」は自分でコントロールできることではないので目標には設定しません。“目的”ではあるんですけどね。
● 紙に書き出し、常に目に入るようにする
このSMARTの法則に沿って決めた目標は、必ず紙に書いておきましょう。
人間の脳は意外なほど「目に見えるもの」に左右されやすいので、
“いつでも目標を確認できる状態”を作っておくと、その目標を達成するための情報をキャッチしやすくなります。
「○○の資格を取得するために、毎日30分勉強する」という目標を立てると
これまで興味のなかった「勉強法」「資格に関する情報」が目に入ってくるようになりますよね。
「書く」という行為自体が脳に刺激を与え、強く意識できるので目標達成しやすくなります。
人生を楽しむための「目標設定」
目標設定と聞くと、何かを頑張らないといけないのか…と腰が重くなる方もいるかもしれません。
しかし、そんなに深刻に捉える必要はありません。
私がつまらない人生を避けるために、たどり着いた人生の目的は「ただただ楽しむこと」というシンプルな考え方でした。単純。笑
日本人は真面目なので、気づいたら仕事で成果を出すことや家族を支えることなど、
“大人としてこなさなければいけないこと”ばかりに目が向きがちです。
自分がワクワクしたり、楽しめることよりも
常識的であるか、普通であるか、まともと思われるか?を重要視していませんか?
時には、自分の心が喜ぶ何かを優先することも大切だと思います。
なぜなら、
楽しもうとしなければ全てが義務になるし、全てが惰性になる。
楽しもうとしなければ全てがプレッシャーになるし、人生の最後の日に楽しめなかったことを後悔することになる。
私はそう気づいてから、日々の全ての選択において「楽しむ」を目的にしています。
そうすれば挑戦や失敗すらもポジティブな学びや笑い話として捉えられるようになります。
同じ出来事でも“目的”次第で人生の質は大きく変わると思ってます。
まとめ
今回は、毎日が楽しくなる目標の立て方を紹介しました。
ぜひ、この目標の立て方を活用して、キャリアチェンジに生かしていただいたり、
趣味活動に活かしていただいたり
「これから先の人生を長く楽しむため」のビジョンの立案に
活用していただけたらなと思います。
あなたの毎日は、今この瞬間から、生き生きと輝かせることができます。
惰性で、ロボットのように体を動かすのではなく、
自分の意志で自分のすべての行動を目的を持って選ぶようにしてみましょう。
そして今している選択も自分の意思で選んでいると自覚することで、
自分の人生のハンドルを自分で握っていくことができるようになります。